女性社員のニオイ悩みが原動力！ヤマハ発動機がハル・シャワーで実現した働きやすい職場

今回ハル・シャワーを導入いただいた工場について、あらためて教えてください。

鈴木:磐田南工場では自動車や船舶のエンジンなどの部品を加工しています。今回導入した建屋ではエンジンのヘッドシリンダーというアルミの部品を加工していて、アルミを削る切削工程で使用する切削油からニオイが発生します。 装置を導入する前もニオイは発生していましたが、働いているうちに慣れてしまって「そういうもの」と受け入れている感じがありました。

社会の変化で生まれた新しい課題

望月:ハル製品の導入を検討いただいたきっかけはどのようなことでしょうか。

鈴木:いろいろな人が活躍するための「ダイバーシティ化」の取り組みの中で発生した問題がきっかけです。 今回導入した工場のラインに携わる社員はもともと男性ばかりで、いわゆる男社会のような状況でした。今後いろいろな人が活躍できる会社にしていこうという取り組みのひとつとして、まずは女性が活躍できる場を作るところから始めようということになり、切削の新ライン立ち上げのタイミングとあわせて2名の女性社員をそのラインに登用しました。 ふたりとも加工未経験なりに一生懸命働いてくれているのですが、ある日、ふたりから工場内の切削油のニオイが気になるという相談を受けました。働けないほどニオイが強いというわけではないけれど、気持ちよく働くために何か改善ができないかという内容です。特に、衣類についたニオイが通勤の車に移ってしまったり家族からニオイについて言われたりするようになったのが嫌で、少なくとも工場でついたニオイを持ち帰らないようにしたいということでした。

対策方法として、工場全体の消臭と作業着についたニオイの消臭のふたつの対策を検討しましたが、まずは比較的対策しやすいような、作業着についたニオイの対策から取り組むことにしました。

ハル・インダストリに相談いただいたきっかけについて

鈴木:私がもともとハル・インダストリ製品のユーザーだったのがきっかけですね。 家を建てたばかりのころに原因のわからないニオイがついてしまったことがあり、いろいろな市販品を試す中でハル・インダストリの製品にたどり着きました。植物性の消臭成分というのも家族から好評でずっと使っています。他社製品との違いは一度使ってみればわかると思います。 職場のニオイについて考えていたときに自宅のニオイ対策のことを思い出して、工場のニオイ対策にも有効なのではと資料を取り寄せました。

導入いただいた印象や様子は？

鈴木:今回検討のきっかけになった女性社員からの反応が良かったですし、仕事帰りにどこかに寄ったり人と会ったりするのも以前より気にならなくなったように感じます。家族も変化に気づいてくれました。 悩みを相談してくれたふたり以外のスタッフもたくさん使用していますし、別の部門のスタッフも通り掛けによく使っているので、うまく活用できていると思います。帰る前に他のフロアから使いに来る社員もいます。 夏の時期はミストや風が気持ちいいという声もありますね(笑)。

導入後に気が付いた点や改善の要望などはありますか。

鈴木:試験的に休憩室の横に設置していたのですが、休憩室から工場の出口までの50mくらいを移動する間にニオイがついてしまうように感じると、スタッフから指摘があったので出口横に移設をしました。そういった指摘がでるということは、それだけ効果を感じて活用できているということだと思います。 今回はトライアルとしてハル・シャワーとハル・シャワーライトの両方を試しましたが、ハル・シャワーのほうがミストが細かくて使いやすいと感じました。機能的な不足などは特に感じずに使えています。

今後の展望などについて

鈴木:今回の対策はいろいろな人が活躍できる職場づくりのスタートに過ぎないと考えています。今後、年齢や性別、体格などに関係なくいろいろな人が活躍できる環境にしていくために、ニオイ以外にも音や重量、作業の難しさなども改善していきたいです。キャッチフレーズに「月曜日が待ち遠しくなる職場を作ろう」と掲げていて、今後も取り組みを広げていきたいと考えています。