ゴミ【塵/芥】
利用価値の無いこまごました汚いもの。ちり。あくた。塵芥 (じんかい) 。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
自分の人生から利用価値が無いと切り捨てたゴミ。そんなゴミが臭くなって不快な思いをするのは…本末転倒ですよね?その対策に時間を割いても何の生産性もありません。
そんな「ゴミ箱」の消臭に効果的な方法を原因·予防·対策の3方面から一挙にご紹介します!この記事を読んでゴミを理解すれば、人生の生産性も上がること間違いなし。
Contents
ゴミ箱が臭い原因
臭いゴミ箱と臭くないゴミ箱があるのをご存知ですか?シュレッダー後の紙もゴミですけど、ニオイはしません。ニオイのするゴミとその条件を理解しましょう。
ニオイのもとは何か
ゴミのニオイのもとは“雑菌の繁殖による腐敗臭”によるもの。そう、腐敗しないゴミは臭いません。では、腐敗するゴミはどれか?ズバリ、生ゴミです。
ゴミ箱の主なニオイは、生ゴミが腐敗して発生するアンモニア臭。さらに生ゴミの厄介なところは、生ゴミから出る臭い汁がゴミ箱に付着して生ゴミ本体を捨てた後もニオイを発生させること。全部、生ゴミのせい!
生ゴミが臭う原因
なぜ腐敗するのか?これは、生ゴミに含まれる雑菌“嫌気性微生物(けんきせいびせいぶつ)”の繁殖が原因です。この微生物は、酸素が少ない·水分が多い·栄養が豊富·温度が高い場所を好む雑菌で、この条件が揃うと増殖します。
この“嫌気性”とは、増殖に酸素が必要ないという意味。人間と違って酸素がないところで活発に活動できる変わった菌だと理解してください。この雑菌が繁殖するときに生ゴミのたんぱく質を分解するんですが、その分解過程で有害物質が発生し、これが悪臭の原因となります。
生ゴミのニオイの予防
生ゴミは、悪臭を作り出す雑菌の餌でした。それならば、餌の量を減らすことに努めるべきですよね?雑菌を育てるメリットは皆無です!
生ゴミを出さない工夫
生活するうえで生ゴミを0には出来ないので、減らす努力が大切です。そんな減らす努力をルール化して、自動で生ゴミが減らすことが出来る“3切り”ルールを採用してみませんか?
生ゴミの3切りを心掛けて自動で減らす
1. 使い切り
人参が1本だと割高だからと複数本購入して、腐らせた経験はありませんか?それは、雑菌の餌を買ったのと同じです。食材は使い切れるだけ購入するルールを自分に設定してください。買い物前に冷蔵庫内のチェックを忘れずに!
2. 食べ切り
料理を作ったけど食べきれずに腐らせた経験はありませんか?それは、ー以下同文―。雑菌に餌を与えないことが、不快感の無い生活を送る第一歩。残った場合には、近日中で食べられるようリメイク出来るような準備も必要です!
3. 水切り
生ゴミはおよそ80%が水分です。しっかりと水切りをしましょう。水切りをすることで雑菌が増殖する環境から少しでも遠ざけることが出来ます。さらにビニール袋でしっかりと縛ることが出来れば、悪臭が漏れ出ないのでおすすめです!
植物を育てている方は、この機に生ゴミ処理機を購入して生ゴミを肥料という利用価値のあるモノへ生まれ変わらせるのも良いかもしれません。
この”3切り”ルールは、意識すればすぐにでも実現できるので、レッツトライ!
生ゴミの水分を減らす
水切りルールの前に、そもそも水分量80%以上な生ゴミの水分を減らすことが出来れば、雑菌の増殖を抑えることが出来るのでニオイの原因軽減に繋がります。
生ゴミとして捨てるときに水分量が少なければ、燃やす際の燃焼効率も上がるので地球にとってのエコにも繋がって一石二鳥!
水分を減らす3つの努力
1. 濡らさない
野菜の皮は、洗う前に剥いてしまいましょう。そして、それを捨てる三角コーナーも極力濡らさない位置に移動する等の工夫が必要です。水分が多いことは雑菌が増殖する条件の1つなので、濡らさない心掛けが何より大事!
キッチンの構造上、どうしても濡れてしまう三角コーナーは…撤去することも検討してください!
2. 乾かす
コーヒーやお茶の出し殻は水気を絞るか乾燥させて、脱臭剤として再利用が可能です。三角コーナーに捨ててしまっては、もともと含んでいる水分も相まって雑菌に有利な環境を作ってしまいますが、一手間加えることで人間有利な環境が作り出せます!
3. 絞る
排水口ゴミ受けネットは、ビニールに手を入れ一度絞ってから捨てましょう。ゴミ箱に捨てるから、そのまま捨てていいやーという甘い考えも減らしてください!
ゴミ出しまでの間にできる消臭方法
ゴミ出しが毎日あるワケじゃないので即日で完結せず、どうしても数日は溜まってしまう生ゴミ。ゴミ出しまでに間に有効的なゴミ箱のニオイ対策をご紹介します。
ゴミ箱に消臭剤を取り付ける
臭いニオイは、空気より重い成分が多いためゴミ箱の下に留まります。ゴミ箱の蓋の裏になどに消臭剤を張り付けて下から立ち込める悪臭へ消臭対策をするのは効果的です。
消臭スプレーをかける
生ゴミ本体に直接消臭スプレーをかけることはかなり効果的です。しかし、継続性は期待できないので瞬間的な消臭と理解しましょう。
新聞紙に包む
生ゴミから出た水分を新聞紙が吸い取ってくれるため水分が減少し、雑菌増殖の条件を軽減できるためニオイの軽減になります。新聞紙に包む前に消臭スプレーをかけると更に消臭効果アリ。新聞紙で包んでビニール袋で包むと更に更に効果がアップ!
ゴミ袋の中に重曹をかける
植物油や肉·魚の油分を放置すると、酸化して悪臭を放ちます。重曹はアルカリ性なので、酸化した生ゴミを中和させて消臭効果があります!
冷凍する
これは冷凍室に余裕がある方向けですが、冷凍室ならば温度が低いため雑菌の繁殖を防ぐことができます。ゴミ出し直前まで、冷凍室に入れておくのも効果的です。
ゴミ箱そのもので消臭
ここまでゴミ箱の中身となる「生ゴミ」の対策でしたが、ゴミ箱を強化するという手段も残っています!
消臭効果のあるゴミ箱5パターンを利用する
1. 抗菌加工つきのゴミ箱は、菌が表面につきにくいため雑菌が増殖せず汚れにくい。
2. パッキンなどでシッカリと密閉になるニオイが漏れないタイプのゴミ箱。
これは生ゴミ以上におむつのゴミやコバエにも効果を発揮します。
3. 汚れたら丸洗い出来るタイプは、ニオイがついても洗えるので安心。
4. フタ開閉時にニオイが漏れにくい二重蓋タイプのゴミ箱も存在する。
5. ステンレス性などのニオイが移りにくい素材のゴミ箱は長く使える。
サステナブルな生ゴミ処理でゴミ箱の消臭効果を持続
ゴミの処理は毎日必要な人生のルーティン作業です。人間、生きる上でゴミは0に出来ません。だからこそ、自分に無理なく継続可能な方法を探してください。
3切りルールの採用、ゴミ出しまでの消臭対策、ゴミ箱本体の見直し、出来ることからコツコツ始めてそれを継続することでゴミ箱への不快感は徐々に薄れていくことでしょう。
私たちは真無臭(香りを使わず嫌なニオイを無くすことでニオイを楽しむ空間が準備できること)な生活をオススメしています。ゴミ箱と生ゴミ処理を見直す機会にハル·インダストリの消臭剤を試してみませんか?