介護のニオイトラブルは、介護する側もされる側も気持ちがよくないもの。「でも、どうせニオイが出るものだし大変そうだから」と対策を諦めていませんか?
ニオイの原因に着目して対策すれば、案外簡単に解決できるかもしれません。
原因に合わせた対策をできることから実践して、気持ちよく過ごせるようにしていきましょう。
介護で発生するニオイの原因は?
介護で発生するニオイのもとは大きく分けて3つ
介護で発生するニオイは、体からのニオイと排泄物のニオイ、それらが染みついてしまった部屋全体のニオイに分けられます。どんなときにニオイが発生するのか、1つずつ確認していきましょう。
1.体から発生する「口臭」「汗が原因のニオイ」「加齢臭」
口臭
口の中の菌が増えてしまうと、口臭が強くなることがあります。
私たちの口の中にはさまざまな菌が潜んでいて、その菌によって発生する硫化水素やメチルメルカプタンなどが口臭の正体。このふたつのニオイ物質は、卵や野菜の腐ったようなニオイの物質で口臭の約90%を占めていると言われています。
唾液にはニオイの原因となる菌の数を抑える働きがありますが、加齢によって唾液の分泌量が減少すると、その機能が弱まり、口臭が強くなりやすくなってしまうのです。
また、歯周病などの口の中の病気や消化器の病気が原因で口臭が強くなることもあるため、あまり気になる場合は注意が必要。
汗が原因のニオイ
汗は暑い夏や運動時に多く出る印象がありますが、じっとしていても少しずつ体から出ています。
汗そのものはニオイが少ないですが、 汗を放置することで悪臭の原因に。
汗や皮脂は菌のエサとなり、分解により汗くさい嫌なニオイが発生。毎日入浴することが難しかったり着替えの頻度が下がっていると、汗や皮脂が衣類についたままになってしまうため、ニオイが発生しやすくなります。
加齢臭
加齢臭は年齢とともに皮脂の成分が変化することが原因。加齢によって増えた「9-ヘキセデセン酸」という脂肪酸が酸化することで、「2-ノネナール」という加齢臭の特徴的なニオイ物質が発生します。
2.排泄物のニオイ「尿臭」「便臭」
おむつやポータブルトイレを使用していると、排泄物のニオイが気になることがあります。
排泄物内の処理を忘れていればニオイが部屋に充満してしまうのは当然ですが、処理をしっかりしていても、トイレ自体にニオイが染みついてしまっていることも。
また、使用済みのおむつも処理がうまくできていないとニオイのもとになってしまいます。汚れた下着もニオイの原因となることがあるので、なるべく早めに処理をしましょう。
3.介護空間のニオイ
介護の現場ではいろいろなニオイが発生します。排泄物の処理のときにでる強いニオイだけではなく、日常的に発生しているニオイも適切に処理しなければ、カーテンや壁などにニオイが染みついてしまうことも。染みついたニオイで部屋全体がよどんだ空気になってしまう前に、 空間のニオイも対策しましょう。
介護で発生するニオイの対策
ニオイの予防には毎日の習慣が大切です。ニオイが強くなる前の対策で快適な空間を維持しましょう。
毎日できるニオイの予防
口腔ケアで口臭を予防
食べかすが口内に残っていると口内に菌が増え、口臭や歯周病の原因になることも。毎食後になるべく歯磨きをして口内を清潔に保つことが理想的ですが、難しいときは口をゆすぐだけでも良いので習慣化することが大切です。
ニオイが極端に強く、口腔ケアをしばらく続けても改善しないときは歯周病や消化器の病気などが原因となっている場合があるので、歯科医院などを受診しましょう。
清拭で体臭予防
体臭を抑えるためには、毎日入浴することが理想的ですが、実際に毎日入浴するのは大変ということも珍しくありません。
入浴ができないときでも、お湯で濡らしたタオルで清拭することで体臭や不快感を軽減することができます。髪や頭皮のケアには、洗い流さずに使えるシャンプーを使用するのもオススメです。
排泄物に業務用消臭スプレーでニオイ対策
おむつやポータブルトイレをこまめに取り換えることで、ニオイの発生源になることを防ぎます。使用するたびに毎回取り換えるのが理想的。
おむつを取り換えるときは消臭スプレーをかけてから袋に包み、さらにその上から新聞紙などに包んで処理をすると、よりニオイを抑えることができます。
ゴミ箱から漏れるニオイの対策に、ゴミ箱を密閉度の高いものにしたりゴミ箱の中に消臭剤を取り付けることもオススメ。
ゴミ箱の近くに置き型消臭剤を設置するのも効果的です。
介護空間にニオイを染み付かせない
ニオイ対策をしていても、ニオイのもとやニオイが少しずつたまって部屋全体が臭くなってしまうことがあります。ニオイが染みつきやすいところを定期的にチェックして、快適な空間を作っていきましょう。
ニオイを染み付かせない部屋にするにはまず換気
ニオイが部屋に充満したまま放っておいてしまうと、布製品や壁紙にニオイが染みついてしまいます。それを防ぐために、窓を開けてこまめに換気をしましょう。
換気をして新鮮な空気を入れることで気分転換にもなるため、ニオイが気になっていなくても、定期的な換気がオススメです。
サーキュレーターを活用すると換気の効率がアップ。
換気のコツはこちらの記事を参考にしてください。
おすすめ記事:部屋が臭う原因と消臭方法を伝授!即効性なら消臭剤がおすすめ!
頻繁に換気をするのが難しいときは、置き型の消臭剤を活用してニオイが充満しにくい空間を作りましょう。
布製品に染みついたニオイ対策
カーテンや布団などの布製品は、ニオイが染みついてしまってニオイの発生源になってしまうことがあります。
シーツや枕カバーなど洗えるものは、なるべくこまめに洗うようにしましょう。
カーテンや布団など頻繁に洗えないものは、定期的に洗濯する以外にも、日に当てて干したり布団乾燥機にかけて、ニオイをとることができます。
すぐにニオイをとりたいときは、スプレータイプの消臭剤の活用もオススメです。
介護空間には業務用のノウハウが詰まった消臭剤
ハル・インダストリのエアソフィア・ハイパーシリーズは、工場などの消臭施工で培った技術を詰め込んでいます。独自配合の消臭成分による香りをつけない消臭剤で、真無臭を実現します。介護施設でも使用いただいている、専門メーカーの消臭剤をぜひ一度お試しください。
エアソフィア・ハイパー 除菌消臭ミスト
敷布団や枕、カーテンなどの消臭にオススメ。ニオイの気になるところに吹き付けると、植物由来の消臭成分がニオイに直接作用します。
エアソフィア・ベース
消臭ビーズを加熱して消臭成分を室内に放出する消臭装置。拡散した消臭成分が部屋全体をしっかり消臭します。
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エアソフィア・ハイパー 瞬間消臭スプレー
消臭成分を細かく噴霧できるエアゾールタイプの消臭剤。ニオイが気になるときに対象空間に噴霧することで素早く消臭します。
介護のニオイ対策は、毎日できることから。
介護中はどうしてもニオイが発生してしまいます。とくに布団や寝具にニオイが染みつくと、部屋全体が臭ってしまいます。そのような状態になる前に、習慣的な対策を行うことが大切です。
そんな時におすすめなのがハルの消臭剤です。布団やカーペットにスプレーするだけで、嫌なニオイを消し去ります。また、無香料なので介護現場でも安心してお使いいただけます。
毎日のニオイ対策を始めて、気持ちよく暮らせる空間を作りましょう。ハルの消臭剤を取り入れることで、より効果的なニオイ対策が実現できます。ハルの消臭剤で真無臭をご体感ください。