
Contents
この記事でわかること
- モモンガのケージのまわりでニオイが気になるときに、最初に確認したい場所
- 尿・フン・食べ残し・寝床など、ニオイを発生源で区別する考え方
- 「モモンガ」と「フクロモモンガ」の違い
- 清掃や換気をしても残るニオイを消臭剤で仕上げケアする考え方
モモンガのケージ周辺のニオイが気になるときは、モモンガの体臭を疑うよりも、先に排泄物・床材やトレイ・寝床・食べ残し・水まわり・ケージ周辺の状態を確認することが大切です。
「床材を交換したのに臭う」という場合も、トレイの縁や寝床、食器の裏、給水器の下、ケージ周辺の床など、別の見えづらい場所に汚れやニオイが残っていることがあります。
排泄物などの直接的なニオイの原因はこまめに取り除きながら、寝床やケージなども定期的に洗ってきれいにしてあげましょう。掃除をしてもニオイが残る場合は、消臭剤を使って仕上げをするとスッキリとして過ごすことができます。
また、「モモンガ」と「フクロモモンガ」は見た目や行動こそよく似ていますが、別々に進化してきた別の動物です。特にフクロモモンガでは、排泄物などの飼育環境由来のニオイだけでなく、マーキングなどの生態に関係するニオイもあります。それぞれの特徴に合わせた対策をするように心がけましょう。
「ケージを掃除したのに、まだニオイがする」
「床材を替えたばかりなのに、部屋へニオイが残っている」
「寝床からなのか、排泄物からなのか、どこが原因かわからない」
モモンガと暮らしていると、このようなニオイの問題に直面することがあります。
ニオイ対策で重要なのは、ニオイがどこからどういった理由で発生しているのかを見つけることです。どうして発生しているのかをよく知ることで、状況に合わせて最適な対策をすることができるようになります。
ケージの中には、排泄物だけでなく、床材、寝床や巣箱、食べ残し、食器、給水器など、ニオイにつながる汚れが残りやすい要素がたくさんあります。さらに、ケージ周辺の床やゴミ箱など、ケージの外側に原因があることもあります。
この記事では、モモンガのケージのまわりのニオイについて、原因を確認する順番から、清掃、部屋の換気の仕方、消臭剤の使い方まで解説します。
モモンガのケージが臭うときは、まずどこを確認する?

ケージまわりからニオイを感じたとき、まずは体臭以外の原因を探すことが大切です。
まずは次の順番で確認して、原因を分けて考えるようにしましょう。
- フン・尿などの排泄物
- 床材・トレイ
- 食べ残し・食器
- 給水器や水入れのまわり
- 寝床・巣箱・ハンモック
- ステップなどのケージ用品
- ケージ周辺の床や壁
- 使用済み床材や排泄物を捨てたゴミ箱
ケージ全体を「臭い場所」と考えるのではなく、ニオイの発生源や汚れが付着している場所を、ひとつずつ分けて確認することがポイントです。
床材を交換しても臭うなら、トレイやケージ本体を確認する
床材やシートを交換した後もニオイが残っている場合は、その下にあるトレイやケージ本体を確認しましょう。
尿や汚れは、床材だけでなく、
- トレイの四隅や縁
- ステップや棚板
- ケージの金網
- 寝床の下
- ケージ下の床
などに付着することがあります。
床材を交換してもニオイが残っている場合は、床材以外のどこにニオイの原因があるのか、確認する場所を一つずつ広げていきましょう。
毎日の清掃に加えて、週に1回~月に1回程度の全体清掃が基本的な掃除のパターンですが、飼育環境や飼育頭数、汚れの状態に合わせて柔軟に対応することが大切です。
食べ残しが隠れていないか確認する
排泄物や床材を処分してもニオイが気になるときには、食べ残しも確認します。
食器が空になっていても、食べ物が別の場所へ移動している場合があります。
確認したいのは、
- 寝床や巣箱の周辺
- 床材の下
- ケージの四隅
- ステップの上や下
- 食器の裏側
- ケージ周辺の床
などです。
水分を含む食べ物や食べ残しが長時間残り、状態が変化すると、ニオイにつながることがあります。
給水器の下や湿った床材も確認する
給水器から水が漏れたり、水入れから水がこぼれたりすると、床材やシートが湿った状態になることがあります。
水そのものがニオイの原因とは限りませんが、尿、フン、食べ残しなどの汚れがある場所に水分が加わり、その状態が続けば、ニオイが気になりやすくなることがあります。
給水器の下だけ床材が濡れていないか、トレイに水分が残っていないかなどを確認しましょう。
寝床・巣箱・ハンモックも見落とさない
排泄物や食べ残し、水のケアをしてもニオイが残る場合は寝床なども確認してみましょう。
寝床、巣箱、ハンモックなどには、排泄物や食べかすなどの汚れが付着することがあります。特に布製品は、表面だけでは汚れやニオイの残り具合がわかりにくいことがあります。
洗えるものは、まず目に見える汚れを取り除いたうえで、素材や洗濯表示、用品の取扱方法を確認してからよく洗います。洗浄後は、十分に乾燥させてからケージへ戻しましょう。
一方で、動物本来のニオイまで完全になくすことを目的にする必要はありません。
優先したいのは、排泄物や食べ残しなど、衛生上取り除くべき汚れをためないことです。
「モモンガ」と「フクロモモンガ」は別の生き物
「モモンガ 臭い」「モモンガ ニオイ」などと調べると、臭腺やマーキングに関する情報が出てくることがあります。
ただし、ここでは飼育している動物の種類を確認することが重要です。
ニホンモモンガやアメリカモモンガなどのリスの仲間(齧歯類)のモモンガと、オーストラリアに生息する有袋類であるフクロモモンガは、それぞれが別々に進化した、分類上も全く異なる生き物です。
日本で飼育できる「モモンガ」とつく動物のうち、齧歯類のものはアメリカモモンガの1種のみです。
もう一方の有袋類のフクロモモンガには、縄張りの主張や仲間とのコミュニケーションのためのマーキングに使われる臭腺があり、飼育環境の汚れとは別に、動物本来のニオイを感じることがあります。
そのため、排泄物・食べ残しなどの飼育環境由来のニオイと動物本来の生理や行動に関係するニオイは分けて考えることが大切です。
「ニオイがある=不衛生」「ニオイがある=異常」と一律に判断しないようにしましょう。
モモンガのニオイ対策は「原因を取り除くこと」が最初
ニオイが気になると、すぐに消臭剤を使いたくなるかもしれません。
しかし、排泄物や食べ残しなどが残ったままでは、ニオイの発生源そのものが残っています。
基本となる順番は次のとおりです。
- 発生源を確認する
- 排泄物や食べ残しを取り除く
- 床材・トレイ・ケージ用品・寝床などを必要に応じて清掃する
- ケージ内に新鮮な空気を取り込める状態を保つ
- 飼育している部屋を換気する
- 清掃や換気の後も残るニオイへ消臭剤を使う
消臭剤は、清掃の代わりではありません。
「発生源を取り除く」「周囲へ付着した汚れを清掃する」「空間に残るニオイを消臭する」と、それぞれの役割を分けて考えましょう。
清掃後は換気で残ったニオイのケアを
ケージの清掃をしたあとも、飼育している部屋の空間にニオイが残り続けてしまうことがあります。ニオイが気になる場合は清掃後に部屋の換気をして空気をリフレッシュしましょう。
サーキュレーターなどを使用すると効率よく換気をすることができますが、寒い時期や暑い時期は室温の変化がモモンガにとって負担になってしまうことがあるため、あえてゆっくりと換気をするなど、注意して行うようにしましょう。
また、ケージに直接風があたる環境もストレスの原因になる場合があるため、サーキュレーターや扇風機を使うときはモモンガに風を当てすぎていないか、嫌がったりしないかに気を付けるようにしましょう。
掃除や換気をしても残るニオイは消臭剤で仕上げ

こまめに清掃をしたり、できる範囲で換気をしたりしていても、空間や布製品へニオイが残ることがあります。
そんな時は消臭剤で仕上げをしましょう。
ハル・インダストリが提案する「真無臭」は、ニオイに別の香りを重ねてごまかすのではなく、ニオイそのものへ作用し、自然な無臭状態を目指す考え方です。自然な無臭状態は、香りの好みを問わず、嗅覚が敏感なペットにとっても過剰な刺激を避けることができるため、人にとってもペットにとっても快適な空間を実現できます。
ニオイの原因にあわせて消臭剤を使い分けると、より効率よく消臭することができます。
ケージ周辺の空間のニオイには置き型の消臭ビーズ
飼育している部屋全体のニオイが気になる場合は、置き型の消臭ビーズがおすすめ。
「消臭ビーズ 600g」は、部屋に置いておくことで持続的に消臭する置き型タイプの消臭剤です。空間全体を常に少しずつ消臭することでニオイのレベルが低い状態を維持するのを助けます。
ケージの中へ入れるのではなくケージ外の安定した場所へ設置し、モモンガがいたずらしたりしないようにすると安心です。
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特にケージ周辺などで強いニオイが気になる場合は、強いニオイ対策に特化した「消臭ビーズHARD 600g」もおすすめです。
いずれも、適切な清掃と合わせて使用し、残ったニオイの強さに合わせて選ぶことが大切です。
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モモンガの部屋にある物にニオイが残る場合はミストタイプがおすすめ
モモンガを飼育している部屋の壁紙やカーテンなどの布製品にニオイがついてしまっている場合、それらからニオイが再放出されてニオイの原因となることがあります。
飼育部屋自体にニオイがついてしまっている場合は除菌消臭ミストを直接吹き付けることで部屋全体のニオイを抑えることができます。水に弱い素材や特殊加工された素材などは液剤と反応して変色などの恐れがあるため、使用する際はそれぞれの表示を確認して、心配な場合は目立たないところで試してから使用することが大切です。
また、消臭剤を使用する際にモモンガに直接かかったり、エサや水入れにミストが入らないように注意するようにしましょう。
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普段と違う強いニオイは消臭の前に原因のチェック
ケージからのいつものニオイではない変なニオイや強いニオイがしたときは、まず初めにニオイの原因を探しましょう。
モモンガ自体の体臭に変化があったり見た目の変化がないか、食欲や排泄、体や活動の様子などに普段との違いがないか確認しましょう。
ニオイの変化とともに体調の変化が見られる場合や、判断に迷う場合は、モモンガやエキゾチックアニマルの診察ができる動物病院へ相談してください。
モモンガのニオイに関するよくある質問

モモンガ自体が臭っているのでしょうか?
フクロモモンガの場合はマーキングを行うことがあるため少しニオイがする場合がありますが、ケージの掃除を適切にすることでニオイの大部分は抑えることができます。
衛生的な飼育環境を維持するためにも、排泄物、床材、トレイ、寝床、食べ残し、食器、給水器まわり、ケージ周辺の床などを確認しましょう。
床材を交換したのに臭うのはなぜですか?
床材以外のところにも排泄物や汚れなどのニオイの原因が残っているかもしれません。
トレイ、ケージ本体、寝床、ステップ、食器、給水器の下、ケージ周辺の床などへ確認範囲を広げてみましょう。
ケージの中に消臭ビーズを置いてもよいですか?
ケージ内への設置は避け、モモンガが容器へ触れたり中身を口にしたりできないケージ外の安定した場所で使用してください。
消臭剤はニオイを抑えるためのもので、モモンガが健康に過ごせる環境を維持するためには清掃が不可欠です。ニオイの発生源となる排泄物や汚れをケアしたうえで、それでも残るニオイの対策に仕上げとして使うようにしましょう。
ケージはどのくらいの頻度で掃除すればよいですか?
毎日のお手入れに加えて、週に1回~月に1回程度の全体清掃を行います。飼育環境によって汚れ方はことなるため、汚れ方にあわせて適切な頻度で実施しましょう。
モモンガのニオイは発生源から順番に対策する
モモンガのケージまわりでニオイが気になるときは、まず「どこから臭っているのか」を確認することが大切です。
原因を探すときは、
排泄物 → 床材・トレイ → 食べ残し・食器 → 水まわり → 寝床・巣箱 →ケージ用品・周辺の床
の順で確認すると、原因をつきとめやすくなります。
排泄物などの直接的なニオイの原因はこまめに取り除きながら、寝床やケージなども定期的に洗ってきれいにしてあげましょう。掃除をしてもニオイが残る場合は、消臭剤を使って仕上げをしてあげることが大切です。
同じ「モモンガ」でもフクロモモンガは他のモモンガたちとは大きく異なる進化をしています。マーキングの有無など、ニオイに関する違いもあるため、それぞれに合ったニオイ対策をすることが大切です。
また、マーキングはフクロモモンガが安心して過ごすために必要なものであるため、ある程度は自然なニオイとして受け入れてあげましょう。
ハル・インダストリでは、香りでニオイを覆うのではなく、ニオイそのものへ働きかけ、自然な無臭状態を目指す「真無臭」を提案しています。自然な無臭は人にとってもモモンガにとっても優しい空間です。
清掃や換気を適切に行いながら消臭剤で仕上げのニオイ対策をして、人とモモンガの両方が過ごしやすい空間を整えていきましょう。
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